海に潜るアライさんなのだ!
散々機材を買うなと言っておきながら手の平を返すようで申し訳ないのだけど、今後自立したダイバーとして活動して行くのであれば、大変残念ながら自分の機材を持つ必要があるのだ
ただし、みんながみんな自立したダイバーとして活動する必要がある訳では無いし、単にスキル的な意味で言えば、オープン・ウォーター・ダイバーの認定を得た時点で自立したダイバーと認定されたようなものだから、無理にアライさんが言うところの自立したダイバーを目指す必要は無いのだ
とりあえず数を潜りたいのであればフルレンタル込みで1万円とかのショップもあるし、無制限ダイブ(機材レンタル可能)とかを利用する手もあるから、無理に機材を買う必要は無いのだ
と言うか機材購入はデメリットとかリスクも多いから、ほんと慎重にすすめた方が良いのだ
どの程度の頻度で潜るのだ?
さて、機材を買うべきか否かを判断するにあたって最も重要なのが、どの程度の頻度で潜るのか? なのだー!!
さて、ここで下の表を見て欲しいのだ
これは、潜った回数(本数)とそれまでに使った(使うであろう)トータルのお金をまとめた表なのだ。
まとめたと言うか機材アリの場合と機材無しの場合を比較して、何本潜れば機材のモトを取れるのか判断する為に作ってみたグラフなのだ。
この表を見ると、最低でも54本潜らないと機材のモトは取れない事がわかるのだ。
そこまでダイビング続けるのだ???
以下、表を作るにあたっての諸条件なのだ
実は機材アリの方が、追加で発生する費用が多くて、多分なのだけど54本程度では元が取れないのだ・・・・・・
共通
大瀬崎ビーチダイビング
ライセンス取得費用含まず
交通費含まず
機材無し
2本で1万2千円(三島駅から無料送迎アリ、ガイド付き、フルレンタル込み)
機材アリ
機材は最安
オーバーホール費用(2万円~/年)含まず
ガイド無し(バディを探す必要アリ)
1日あたり2本潜る事を想定
ウェイトレンタル費用(500円程度)含まず
公共の交通機関では大瀬崎に行くことは困難な為、自家用車必須(現地サービスの送迎を利用する事はできない)
バディは居るのだ?
既に一緒に潜るバディが居るフレンズは、この項目は読み飛ばしても・・・良く無いのだ
そのバディは
- セルフダイバー(若しくはダイビングガイド)として十分な経験があるのだ?
- 現地サービスでタンクを借りる事ができるのだ?
- 都市型ショップの養分になってて、あなたを新たな犠牲者にしようとしていないのだ?
- あなたからガイド代とかなんちゃらとかの名目でお金を取ろうとしていないのだ?
どんなに人柄が良く、あなたにとって信用できる人物だとしても、そこは切り替えて考えて行かないと、ダイビングの所為でそのヒトとの人間関係すら破壊してしまう結果になりかねないのだ。
ダイビングとは、善意の加害者も多数彷徨う世界だと心得るべきなのだー
・・・と、この件は気が向いたら別記事で掘り下げる事にして
バディが居ないフレンズの場合、バディが居なければそもそもセルフで潜れない=機材を買う意味が殆ど無いから、とりあえずは現地型ショップの機材無料レンタルサービスを利用して潜りつつ、バディを探すほか手だてが無いのだ
とは言え
「初心者です! 機材は持ってません!!」
だと、社交辞令的に
「今度一緒に潜りましょう」
的な返事を返してくれる人は居るかも知れないけれど、実際に誰かとバディを組んでセルフで潜る事は現実的とは言い難いのだ
機材が先か、バディが先か・・・残念ながらアライさんは正解を持ち合わせては居ないのだ・・・・・・
何処で潜るのだ?
ボートポイントメインで潜りたい!
とか
色々なポイントで潜りたい!
と言うフレンズは、基本的に機材を買う必要は無いのだ
ボートポイントの多くはセルフ不可、ガイド必須だから、機材は借りてしまった方が楽なのだ
安くない乗船料を支払えるだけの経済力があるのであれば、フルレンタル代5000円程度痛くも痒くもないはずなのだ
それで、ダイビングを続けて行くうちに欲しいものを適当に買い揃えて行けば良いのだ
色々なポイントで潜りたいフレンズも、機材購入は避けた方が良いのだ
機材を持ってバディも居る
こうなってくると、必要も無いガイドの押し売りに強い抵抗を感じるようになるのだ
そして、色々なポイントでは、ガイドの押し売りが横行しているのだ
つまり・・・潜る場所がどうしても、
セルフダイバーに快くタンクを貸してくれるポイント
に限定されてしまうのだ
タンクさえ貸して貰えるのであれば何処でも良い!
と言うダイバーは、機材購入を考えても良いかもなのだ
それと、沖縄本島在住のフレンズも、機材購入しても良いのだ
沖縄本島はタンク1本650円で借りる事ができるから、速攻で機材のモトが取れるのだー
車を持ってるのだ?
無くても何とかなるのだけど、無ければ無いで色々制約が多くなるし、あればあったで色々やりやすくなるのが車なのだ
まず・・・機材を買ってしまうと、当然の事ながら自力で海まで機材を運ばなければいけなくなるのだ
はっきり言って機材は重いのだ
カートを使っても運ぶのが大変なのだ
具体的にどれくらい重いかと言うと、だいたい20kgくらいあるのだ
飛行機で預ける時は超過料金取られないか要注意なのだ
と言うくらい尋常ではない重さなのだ
これを電車で運ぶのだ???
それでここでショップに騙されてしまうパターンとしては、乾いた状態の機材で重さを判断させられてしまうヤツなのだ
まー・・・20kgくらい? がんばれば? 運べなくは無いのだ?
ただ・・・行きは良い良い
帰りは水を吸って更に重くなった機材を
慣れないダイビングで疲れた身体で?
運ぶのだ?
自宅の最寄り駅はバリアフリーされてるのだ?
海の近くの駅はバリアフリーされていない場合もあるのだ
大事な事だからもう一度言うのだ
水を吸った機材は重いのだ
そして更に大事な事を言うのだ
ダイビングポイントは
公共の交通機関では行けない場所が多い
のだ
例えば、ダイバーの聖地(?)として有名な大瀬崎は、公共の交通機関で日帰りする事は不可能なのだ
(実は何とかする方法はあるけれど、それは別の機会にお話しするのだ)
駅から比較的近いとされるポイントでも
最低15分~30分程度は歩く必要があるのだ
真夏の炎天下に
重い機材を運びつつ・・・なのだ
こんなの、潜る前に熱中症で倒れるのだ・・・
総評なのだ
これだけ散々機材購入のデメリットを挙げた訳だから、この期に及んで機材を買おうなどと考えるフレンズは居ないと思うのだけど、それでも自立したダイバーとして活動するのであれば自前の機材は必須になってくるのだ
もし上達したいと考えるのであれば、どうしても数を潜る必要がある訳で、こうなってくると機材も自前で用意しないと経済的に厳しくなってくるのだ
と言う点も踏まえて、アライさんとして一つの結論を出すとなると、バディなどの諸条件を満たしていると言う前提で、尚且つ最低でも毎年15回(30~45本)は潜り続けると言うダイバーであれば、機材を購入しても良いのではないか? と思うのだ
・・・こんなにたくさん潜るのだ?