海に潜るアライさんなのだ!
今回はダイビングに必要な施設、設備、機材について解説するのだ
基本的にこれらがすべて揃っていればライセンスなんて無くても潜れるのだ
バディやガイドも不要なのだー!!
海
入手難易度:測定不能
入手費用:測定不能
借用難易度:☆
持ってるヒト:クニ
まず必要なものは海なのだ!
しかし日本の海に限っては、基本的に国が所有するもので尚且つ潜ってはいけないと言う決まりは無いから、基本的に何処でも好き勝手に潜って良いのだ(航路や港湾部等、特別に管理されている海域を除くのだ)
特に許可を得る必要も無いから、わざわざ個人で所有する必要は無いのだー
海に面した土地
入手難易度:☆☆☆☆☆
入手費用:数千万円~(施設整備を含む)
借用難易度:☆☆☆(ガイドを頼まない場合)
持ってるヒト:クニとか自治体とか現地サービス
次に必要なのは海に面した土地なのだ!
これが無いと海に入れないのだ(船を使う場合を除くのだ)
ただ、海に面した土地は非常に高額で、尚且つ海に入りやすい地形とは限らないから、これを購入する場合には予算に注意なのだ
海に面した土地を入手したら、海に入る為のスロープや手すり、シャワーなどの設備も併せて整備すると良いのだー
なお、個人でこれを所有する事は非現実的だから、伊豆で潜る場合には現地サービスに施設使用料を支払って海に面した土地を使用させて貰う事が一般的なのだ
(例外もあるのだ)
沖縄の場合は、有名な真栄田岬含め殆どの土地が公共のものだから、無料で好き勝手に潜れるのだー
船
入手難易度:☆☆☆
入手費用:数百万円~(中古艇)
借用難易度:☆☆☆☆☆(ガイドを頼まない場合)
持ってるヒト:漁師とか現地サービス
沖まで行って潜る場合には船が必要なのだ
なお、潜っている間に船を無人にする事はできないから、船を持っていても誰かに船長をやって貰わないと自分は潜れないと言う落ちになるのだ
それと船は維持費や燃料代が車のそれとは比較にならない程高額なのだ
だから伊豆では現地サービスに乗船料を支払って船に乗せて貰うのが現実的なのだ
(そして現地サービスは地元の漁師に乗船料を支払って漁船をチャーターするのだ)
ちなみに現地サービスに船だけ乗せて下さいと言っても殆どの場合は断られるのだ
大抵はガイドを抱き合わせで売りつけられるのだ
コンプレッサー
入手難易度:☆☆
入手費用:30万円~
借用難易度:☆☆☆☆☆
持ってるヒト:一部の現地サービス(と極一部のダイバー)
これが無いとタンクに空気を入れる事ができないのだ
移動式の小さいコンプレッサーであれば簡単に所有できるのだ
(定置式のでかいヤツは高圧ガス保安法的に非常にめんどくさくなるのだ)
なおコンプレッサーは作動音が尋常ではなくうるさいから、住宅地では実質的に使用不能なのだ
どれくらいうるさいかと言うと、消音器を外したバイク並みにうるさいのだ
充填時間は10Lタンク1本につき60分~90分程度だから水面休息中に充填できると言えばできるのだ
タンク
入手難易度:☆☆
入手費用:5万円~(中古)
借用難易度:☆☆☆(ガイドを頼まない場合)
持ってるヒト:現地サービス(と極一部のダイバー)
これが無いと水中に空気を持って行けないのだ
かなり重いから海に持って行くには車が必須になるのだ
そして定期的な耐圧検査も必要となってくるのだ
因みに大抵のダイバーは、自分でタンクもコンプレッサーも所有せず現地サービスから充填済みのタンクを借りてるのだ
とは言え、ライセンス取り立てのダイバーが現地サービスにタンクを貸して下さいと言っても断られる場合が少なく無いのだ
大抵はガイドを抱き合わせで売りつけられるのだ
ライセンスとは・・・・・・のだ
レギュレータ・BCD(重機材)
入手難易度:☆
入手費用:10万円~(新品)
借用難易度:☆☆☆☆(ガイドを頼まない場合)
持ってるヒト:ショップと一部の現地サービスと一部のダイバー
このあたりから個人で所有するダイバーが増えてくるのだ
さて、まずショップが所有している重機材だけど、これは客に貸し出すためのものでお金を払えば一式貸してくれる場合が多いのだ
ただし、基本的にはガイドと抱き合わせになるのだ
現地サービスが持つ機材は一応貸し出し用であるのだけど、基本的に自分の機材が突然壊れてしまった場合や、一部だけ忘れてしまった場合の応急用として用意されているだけなのだ
一式借りる事は難しいと考えた方が良いのだ
さて、自分で所有する場合についてだけど、そこら辺は長くなるから別記事で書くことにするのだー
フィン(+ブーツ)・マスク・スノーケル(軽機材)
入手難易度:☆
入手費用:2万円~(新品)
借用難易度:☆☆☆☆(ガイドを頼まない場合)
持ってるヒト:ショップと一部の現地サービスと一部のダイバー
ここら辺も重機材とほぼ同じなのだ
そして・・・・・・どうしても機材購入を拒否するダイバーに対して、都市型ショップが最後の最後に拝み倒しのように売りつけてくるのが、この軽機材と言うヤツなのだ
はっきり言うのだ
中途半端に軽機材だけ持っても何の意味も無いのだ
海で軽機材だけ自前
重機材はレンタルとかやってると
「都市型に騙されちゃったんだなかわいそうに」
と言う目で見られるのだ
「スノーケリングでも使えるから」
とか言うセールス文句も出てくるだろうけれど、ダイバーが海まで行ってスノーケルだけで帰って来るとかありえないのだ!!
そして、フィンは意外と重いのだ
こんなもの運ぶくらいなら一式レンタルした方が良いのだ
潜水服(ウェットスーツ、ドライスーツ)
入手難易度:☆
入手費用:1万円~(新品)
借用難易度:☆☆☆☆(ガイドを頼まない場合)
持ってるヒト:ショップと一部の現地サービスと一部のダイバー
まず最初に大事な事を言うのだ
ドライスーツは買ったらダメなのだ
そしてもう一つ
フルオーダーのウェットスーツも買ったらダメなのだ
それと今更なのだけど
ショップ名の入ったスーツもダメなのだ
と言う訳で都市型ショップがダメ押しで売りつけてくるのがウェットスーツなのだ
はっきり言ってネットで売ってる既製品で十分なのだ
ウェットスーツの出来が悪くて死んだなんて話は聞いたことが無いから安心するのだ!
でも・・・まぁ・・ショップに監禁されて
かわいいかわいいの同調圧力に圧されて
デザインオーダーがどうのこうのに乗せられると、うっかり注文しそうになってしまうのも無理が無いのだ
ダイブコンピュータ
入手難易度:☆
入手費用:2万円~(新品)
借用難易度:☆☆☆☆☆(ガイドを頼まない場合)
持ってるヒト:ショップと極一部の現地サービスと一部のダイバー
何に使うのかはさておき、無くても潜れなくは無いけれど最近では潜るときに無いと困ると言う微妙な立ち位置の機材なのだ
立ち位置が微妙だけにレンタルの用意が無かったり、フルレンタル一式に含まれていない(別料金)だったりするのだ
ここまで読んだらお気づきかと思うのだけど、殆どの設備、機材はガイドと抱き合わせでなければ貸して貰えないのだ
ガイド無しで潜る為にライセンスを取得したのに、ガイド無しではダイビングに必要なものを借りる事ができないのだ
そして、すべてを自分でそろえた場合には、ライセンスが無くても自由に潜れてしまうのだ
ライセンスの意味とは??????
なのだ
もはや業界全体でダイバーを騙しにかかってきているとしか思えないのだ
こんな事業者を相手に消費活動を行わなければならないとは、ダイビングと言うのは本当に因果な趣味なのだなー