ダイビングで詐欺に遭わない方法なのだ!

あなたのお金と命を守る為に大切な事を教えるのだ

第7回 ライセンスを取りに行くのだ!(裏技もあるのだ)

海に潜るアライさんなのだ!

前回でダイビングショップへの講習の申し込みが完了したあなたは、いよいよ海に行って講習を受けるのだな!

では早速アライさんからダイビングのコツ・・・は教えられないのだ

こればかりはこんなところで得体の知れないアライグマに教わるよりは、現地できちんとしたプロに教わった方が良いのだー

と言う訳で今回は講習を受けるにあたっての注意事項なのだー


教材はきちんと読んでおくのだ

忘れてはダメなもの

車で伊豆に行くフレンズは渋滞に注意なのだ!

この3日間だけは頑張るのだ!

どうしても上手にできない場合


教材はきちんと読んでおくのだ

オープン・ウォーター・ダイバーの講習を申し込んだあなたは、ショップから指定された日時に指定された駅で電車を降りると思うのだ

電車を降りて改札を出ると、ショップのヒトが車で迎えに来てくれているかと思うのだけど・・・ここで車に乗ったら「それじゃさっそく潜りましょう」とばかりに問答無用で海かプールに連れて行かれていきなり実技講習が始まってしまうのだ

無論別のパターンもあるのだけど、大抵はショップに寄ったりなんかしないでいきなり海なのだ

つまり、現地についてから悠長に教材を読んでる時間なんて無いのだ

そして教材の内容が頭に入った状態で受ける講習と、何も知らずに受ける講習

どちらがより高いレベルで達成できるのか想像するまでも無いのだ

そしてライセンス講習には、一応、形だけの学科試験もあるのだ

形だけとは言え、流石にあまりに酷い出来だとライセンスは発行されないのだ

講習とは言えせっかくの伊豆

少しは楽しみたく無いのだ?

海での実技講習が終わった後、食事もそこそこに宿でひたすら教材を読み込むような3日間を過ごしたいのだ?

忘れてはダメなもの

みんな既に知ってるかも知れないけれど、伊豆はそこそこ市街化されているから、大抵の忘れ物は現地でも入手が可能なのだ

水着、タオル、着替え・・・程度であれば、忘れてしまっても現地調達は可能なのだ

ただし、どうしても現地調達が難しい常用役(処方薬)やコンタクトレンズだけは忘れないように注意なのだ

あとお財布とキャッシュカードも忘れたらダメなのだー

車で伊豆に行くフレンズは渋滞に注意なのだ!

ライセンス講習は機材をレンタルして受講するから、重い機材を運ぶ必要は無いのだ

荷物も比較的少なくて済むから、特別な事情が無い限り伊豆へは電車で行くことをお勧めするのだ

それでもどうしても車で伊豆まで行くフレンズは渋滞には十分注意するのだ

東京から伊豆方面への道路なのだけど、これは尋常では無く渋滞するのだ

午前6時に新宿を出発して、海に着いたのが12時過ぎなんて話もざらにあるのだ

特に夏場の場合は、午前6時前には神奈川県を抜けているくらいのスケジュールで伊豆に向かった方が良いのだ

伊豆の大抵のショップは、講習時の集合時間を午前9時くらいで設定しているのだ

これに遅刻すると講習が1日追加(無論料金も追加)とかになってしまうから時間には余裕を持って出発するのだ

そして帰り道・・・これも都内まで5時間とかざらなのだ

車で伊豆に行く場合は覚悟して行くのだー

この3日間だけは頑張るのだ!

さて、いよいよ海に行ってダイビングの講習を受けるのだけど、講習を受ける3日間

この3日間だけは本気でダイビングの事だけ考えて過ごした方が良いのだー

オープン・ウォーター・ダイバーの講習は、3日間でダイビングに必要なスキルのほぼすべて(全部では無いのだ)を身に付けるのだ

個人差はあるものの、この3日間はかなりハードで詰め込む量もハンパ無いのだ

そして、この講習で何処までスキルを高める事ができるかが、今後のダイバーとしての活動に大きな影響を及ぼすのだ

講習が終わった後に宴会なんかやってる余裕は無いのだ

(睡眠と休息はきちんと取るのだ)

はっきり言って、各スキルがきちんとできなくても、余程の事が無い限りオープン・ウォーター・ダイバーのライセンス(Cカード)は発行して貰えるのだ

中性浮力が取れなくてちょくちょく吹き上がってしまっても(かなり危険だけど)大抵は見逃して貰えるのだ

マスク無し呼吸も割とできないまま見逃されるヤツなのだ

どうしても上手にできない場合

アライさん、ダイビングのコツは教えられないと言ったけれど、どうしても上手くできないフレンズにいくつか裏技を教えるのだ

マスククリア・マスク無しでの呼吸が上手くできない場合

ある程度は止むを得ない部分もあるから、あまり深刻に考える必要は無いのだ

まず、ヒトは本能で鼻が水に触れると反射的に息を止めてしまうものなのだ

それといきなり冷たい水が目の周りに触れれば、普通はビックリしてしまうものなのだ

だからマスクを外した瞬間にびっくりして呼吸を止めてしまうのは、ある程度は止むを得ないと思って良いのだ

(無論、慣れてるヒトは平常心を保てるのだ)

とは言え講習中はとにかく頑張って練習した方が良いのだ

と言うかライセンス取得後に改めて基本スキルの練習をする機会はそうそう無いから、この機会に目いっぱい練習する事をお勧めするのだ

 

それでもどうにも上手くできないままライセンスを取得してしまい、実際のダイビングで不意にマスクが外れてしまった場合にどうすれば良いか

なのだけど、目をつぶって鼻をつまんでしまえば、マスクを着けている時と同じように呼吸ができるのだ

この状態で呼吸を整えてからゆっくりと目を開けてマスクを探すのだ

多くの場合、ガイドかバディがあなたのマスクを拾って手渡してくれるはずなのだ

レギュレータからの排気が鼻や目を刺激する場合は、頭を傾けて排気が目の前を通過しないように調整すると良いのだ

マスクを受け取ったら鼻をつまんでいる手をゆっくりと離してマスクを装着し、鼻から息を出してマスク内の水を抜くのだ

どうしても鼻をつまんだ手を離せない場合には、一瞬だけ呼吸を止めるのも止む無しなのだ

ただし水深には注意なのだ

息は吐き切った状態で止める事が好ましいのだけど、難しい場合にはせめて肺の空気を半分以下にしてから止めた方が良いのだ

無論、これは生きるか死ぬかの状態に陥った場合の緊急の処置だから、呼吸を止める事自体が原則禁止だし、マスク無しでも落ち着いて呼吸できる事がダイバーとして本来持つべきスキルなのだー

 

中性浮力が上手く取れない場合

とりあえず急浮上だけは危険だからBCDからの排気はきちんと練習しておくのだ

浮上してしまっていると気づいたら、直立姿勢で身動きせずBCDの空気を抜くのだ

呼吸はとにかく吐き続けるのだ

中々浮上が止まらない場合は、無意識に手足を動かしていないか確認するのだ

慌ててしまって一生懸命水面に向かって泳いでしまっているヒトをたまに海で見かけるのだ

とりあえず急浮上さえしなければ、中性浮力については追い追い慣れて行けば良いと思うのだ

 

不測の事態や耐え難い恐怖に襲われた場合

とにかく動かない事なのだ

下手に動くと事態が悪化するばかりか、誰かが助けようとしてくれている場合それを邪魔してしてしまうのだ

そしてレギュレータは絶対に外さず、絶対に呼吸を止めない事なのだ

真偽のほどは定かでは無いけれど、ダイビングでの死亡事故の原因のトップは肺破裂とも言われているのだ

呼吸を止めて浮上してしまって死んでるのだ

呼吸を止めると言うと吸うのを止めると思ってしまうかも知れないけれど、吐くのを止めて死んでしまっているのだ

とにかく呼吸を止めない事と下手に動かない事なのだー!!

 

さて、ここまで読み進めたあなたが次の記事を読む頃には、無事ライセンスを取得してダイバーとしての一歩を踏み出しているかと思うのだ

と言う訳で次回以降は、第2章~正しいダイビングの進め方~が始まるのだー